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スタートガイド

本ガイドでは、新しい Gateway を登録し、設定を行い、運用を開始するまでの基本的な流れを順を追って説明します。iot-mos Gateway Manager を初めてご利用になる場合は、上から順にお進みください。

全体の流れ

アプリでの初期セットアップは、次の 7 ステップ(ステップ 1〜7)で完了します。Wi-Fi 接続の Gateway は、これに先立って 端末側の準備 が必要です(有線=Ether の場合は不要です)。

ステップ 内容 必須 / 任意
準備 Wi-Fi Gateway端末をネットワークに接続する Wi-Fi は必須(初回のみ・端末側の準備)
1 iot-mos Gateway Manager にログインする 必須
2 グループを作成する 任意(推奨)
3 Gateway を追加する 必須
4 テンプレートを選択 / 作成する 任意
5 Gateway の設定を行う 必須
6 死活監視を設定する 推奨
7 接続状態を確認する 必須

最短の手順

まず 1 台を稼働させる場合は、端末側の準備(Wi-Fi 接続)→ ログイン(ステップ 1)→ 追加(ステップ 3)→ 設定(ステップ 5)→ 確認(ステップ 7) の順で運用を開始できます(有線=Ether の Gateway は端末側の準備が不要です)。グループ(ステップ 2)とテンプレート(ステップ 4)は、管理台数が増えた段階で整備しても差し支えありません。


Wi-Fi Gateway端末をネットワークに接続する(端末側の準備・初回のみ)

Wi-Fi 接続の Gateway は、アプリでの操作を始める前に、端末側で一度だけネットワーク接続の準備を行います。本体を「AP モード(uAP モード)」で起動し、PC から直接接続して、参加させたい Wi-Fi の SSID・パスワード を設定します。この設定を行うまで Gateway はネットワークに接続できず、本アプリと通信できません(有線=Ether の場合は、この手順は不要です)。

これは端末側の設定画面です

この設定は、Gateway 本体に内蔵された設定ページ(192.168.100.1)で行います。アプリの Gateway Configuration とは別の画面です。

操作手順

① Gateway を「AP モード」で起動する

つまようじなど先端の細いもので AP MODE ボタンを押し込んだまま、AC アダプターを差し込んで電源を入れます。PWR ランプ(緑)が点滅し、Wi-Fi ランプ(赤)が点灯したら、AP MODE ボタンを離します。

② PC を Gateway に直接つなぐ

PC の Wi-Fi 一覧に現れる iot-mos-XXXXXXXXXXXX(末尾は Gateway の MACアドレス)を選んで接続します。パスワード(セキュリティキー)を求められたら password と入力します。

③ Gateway の設定画面を開く

ブラウザのアドレス欄に 192.168.100.1 と入力して開きます。ログインを求められたら、ユーザー名 iot-mos/パスワード password を入力します。

セキュリティ警告について

「この接続ではプライバシーが保護されません」などの警告が表示されることがありますが、Gateway 内のローカルページのため、そのまま進めて問題ありません。

④ 接続先の Wi-Fi を設定して保存する

Station モード の欄に、接続したい Wi-Fi の SSIDパスワード を入力し、同じ行の 設定 ボタンを押します。続けて、画面最下部 設定の保存保存 ボタンを押して確定します。

設定が完了すると、Gateway が指定の Wi-Fi に接続し、しばらくすると本アプリと通信できるようになります。


1. iot-mos Gateway Manager にログインする

グループの作成や Gateway の追加など、以降の操作はすべてクラウド上の Web アプリ「iot-mos Gateway Manager」で行います。まず、ブラウザでアプリにアクセスしてログインします。

操作手順

  1. ブラウザ(Chrome / Edge など)で、管理者から案内された アプリの URL を開きます。
  2. ログイン画面で、発行された ユーザー IDパスワード を入力し、ログインボタン(矢印アイコン)を押します。
  3. ログインに成功すると、Home(ダッシュボード)が表示されます。以降は、画面上部のメニューから各画面へ移動して操作します。

アプリの URL・ログイン情報について

アプリの URL とログイン情報(ユーザー ID・パスワード)は、導入時に発行されます。不明な場合は、システム管理者または販売元にお問い合わせください。


2. グループを作成する

グループは、Gateway を設置場所や用途ごとに分類・管理するための単位です。あらかじめ用意しておくことで、管理台数が増えても目的の Gateway を速やかに特定できます。

先に作成する理由

Gateway を登録する際(ステップ 3)に所属グループを選択できるため、先にグループを作成しておくと登録を円滑に進められます。グループは登録後にも作成・変更が可能です。区分に迷う場合は、「1階」「2階」「検証用」といった大きな単位から始めることを推奨します。

グループ分けの例:

  • 設置場所で分類する本社1F / 本社2F / 工場A棟
  • 用途で分類する本番 / 検証 / デモ用
  • 顧客・拠点で分類するA社-東京 / A社-大阪

操作手順

  1. 画面上部のメニューから Gateway Management を選択し、サブメニューの Groups を開きます。
  2. 画面右上の New Group を押すと、入力用のダイアログが表示されます。
  3. 次の項目を入力します。
    • グループ名(必須)… 例 本社1F。後から識別しやすい名称を設定します。
    • 説明(任意)… 用途や設置場所などの補足。空欄でも登録できます。
  4. 追加 を押すと、一覧にグループが登録されます。

補足

  • グループ名・説明は、一覧の 編集(鉛筆アイコン)から変更できます。
  • 一覧では、各グループに所属する Gateway の台数と名称 を確認できます。
  • グループを削除しても Gateway 自体は削除されません。所属していた Gateway は自動的に 「Default」グループに移動 します。

3. Gateway を追加する

管理対象とする Gateway を 1 台ずつ登録します。登録することで、その Gateway を本システムから設定・監視・操作できるようになります。

登録には、MACアドレス(Gateway 本体に割り当てられた固有の識別番号)が必要です。

MACアドレスの確認場所

MACアドレスは、Gateway 本体の ラベル に記載されています。11:22:33:44:55:66 のように、2 桁ずつ「:(コロン)」で区切られた 12 桁の英数字です。

操作手順

  1. Gateway Management > All Gateways を開きます。
  2. 画面上部の 新しいゲートウェイを追加 フォームに、以下の項目を入力します。
  3. 追加 を押すと、一覧に Gateway が登録されます。

入力項目

項目 必須 説明・入力例
MACアドレス 必須 Gateway 本体に記載された値を正確に入力します。例: 11:22:33:44:55:66(コロン区切り。大文字・小文字いずれも使用できます)。
ゲートウェイ名 必須 後から識別しやすい名称を最大 128 文字で設定します。例: 1F-入口センサーGW工場A-ライン1
グループ 任意 ステップ 2 で作成したグループから選択します(初期値は「Default」グループ)。登録後に変更できます。

MACアドレスは正確に入力してください

MACアドレスが 1 文字でも誤っている場合、その Gateway とは通信できず、設定の反映や監視が行えません。入力後は、本体に記載された値と再度照合することを推奨します。

登録後にできること

  • 一覧の各行から、設定画面(ステップ 5)やリモート操作(再起動・各種リクエスト)に進めます。
  • ゲートウェイ名グループ は、一覧上の 編集(鉛筆アイコン)から変更できます。

オンライン後、本体の設定内容がアプリに届きます

追加した Gateway がネットワークに接続してオンラインになると、Gateway 本体が現在保持している設定内容がアプリへ自動的に送信されます。

アプリは、受信した本体側の設定アプリ(クラウド)側の設定を自動で照合します。異なる項目があると、次のように表示されます。

  • Gateway 一覧 … その Gateway の行が 黄色 で表示されます。
  • Gateway Configuration … 該当する項目に、同期アイコン(⟳)や 値が異なります / Gateway本体: 未設定 などの表示が付きます。

追加した直後は本体とアプリの設定がほとんど一致しないため黄色になりますが、異常ではありません。 ステップ 5 で設定を行い、本体側の内容と揃えていくと解消されます。


4. テンプレートを選択 / 作成する(任意)

テンプレートは、頻繁に使用する設定をまとめて保存しておく機能です。同様の設定を行う Gateway が複数ある場合、テンプレートを選択するだけで各項目に値が一括で反映されるため、入力の手間と設定ミスを大幅に削減できます

本ステップは任意です

1 台のみ、または個別の設定を行う場合は、テンプレートを使用せずステップ 5 で直接入力しても差し支えありません。同一の設定を複数台に展開する予定がある場合は、テンプレートの利用を推奨します。

  1. Gateway Management > All Gateways で対象 Gateway の 設定(アイコン)を押し、Gateway Configuration を開きます。
  2. 画面上部の 設定テンプレート ドロップダウンを開きます。
  3. 使用するテンプレートを選択すると、各フィールドに値が自動的に反映されます。
  4. 反映された内容を確認し、その Gateway 固有の項目(MACアドレスに依存する値など)のみ個別に調整します。
  1. Gateway Configurationテンプレート一覧 リンク、または上部メニューの Configuration Templates を開きます。
  2. 新規作成 を押し、テンプレート名(必須)と 説明(任意) を入力して 追加 します。
  3. 作成したテンプレートの 編集アイコン を押すと、テンプレート設定画面が開きます。ネットワーク設定・接続先設定などを入力し、Save Template で保存します。

既存テンプレートを基に一部だけ変更したい場合は、複製が効率的です。設定を引き継いだ状態から編集を始められます。

  1. 上部メニューの Configuration Templates を開きます。
  2. 複製元のテンプレートの行で 複製アイコン を押します。設定内容を引き継いだ新しいテンプレートが作成されます。
  3. 複製されたテンプレートの 編集アイコン を押すと、テンプレート設定画面が開きます。変更したい項目だけを修正し、Save Template で保存します。

各設定項目の意味や選択肢は、設定項目リファレンス を参照してください。


5. Gateway の設定を行う

Gateway ごとの詳細設定は、専用の Gateway Configuration 画面で行います。ネットワーク・接続先・センサーなどの設定を、利用環境に合わせて行います。

設定画面の開き方

  1. Gateway Management > All Gateways の一覧を開きます。
  2. 対象 Gateway の行にある 設定 列のアイコン(Gateway設定を開く)を押すと、新しいタブで Gateway Configuration が表示されます。

設定はタブで分かれています

タブ 主な内容
ネットワーク設定 接続方式(Station / uAP モード)、固定 IP、WLAN スキャン、時刻・データ・死活監視など
接続先設定 データの送信先(送信プロトコル・URL・トピック)
センサー設定 ホワイトリスト(受信を許可するセンサーの限定)

操作手順

  1. ネットワーク設定 タブで、Station モード(通常運用時の接続方式)を設定します。必要に応じて、固定 IP・WLAN スキャン・uAP モード なども設定します。
  2. 接続先設定 タブで、送信プロトコルMQTT / HTTP / HTTPS)を選択します。HTTP / HTTPS の場合は 送信先 URL / IP アドレス を、MQTT の場合は トピック を入力します。
  3. センサー設定 タブで、必要に応じてホワイトリスト(許可するセンサー ID)を登録します。
  4. 各タブ下部の Save & Apply を押して保存します。

本体と異なる項目(黄色で表示)を揃える

Gateway がオンラインになると、本体が保持している設定内容がアプリに届き、アプリ(クラウド)側の設定と自動で照合されます。異なる項目は 黄色 で表示されます(詳しくは ステップ 3 を参照)。追加した直後はほとんどの項目が異なるため、多くが黄色になりますが異常ではありません。

一致していない項目があると、画面上部に 不一致バナー(例: 15 項目で Cloud と Gateway の設定が一致していませんuap / station / system など設定領域ごとの内訳も表示されます)が出ます。差異は、次のいずれかで揃えます。いずれも「画面上の入力値をそろえる」操作で、押した時点では Gateway 本体には反映されません(本体へ反映するには、後述のとおり各タブの Save & Apply が必要です)。

  • 全て本体の値を採用(バナー右のボタン)… すべての項目の入力値を、Gateway 本体が現在保持している値に置き換えます。
  • 全てクラウド設定に戻す(バナー右のボタン)… すべての項目の入力値を、アプリ(クラウド)側の値に戻します。
  • 個別に揃える … 各項目の値を直接入力・選択します。

ここで画面上の値を確認・調整したうえで、続けて Save & Apply を押すと、はじめて Gateway 本体へ反映されます。

不一致は ネットワーク設定 / 接続先設定 / センサー設定 の各タブにまたがって発生します(各タブ名の横に、そのタブで一致していない項目数がバッジで表示されます)。他のタブにもバッジ(黄色で表示される項目の数)が残っている場合は、このページに留まったまま各タブへ移動し、同様に値を揃えて Save & Apply を押してください。すべてのタブのバッジが消えれば、揃った状態です。

タブごとに Save & Apply が必要です

Save & Apply を押しても、Gateway 本体へ反映されるのは 押したタブの内容だけ です。ネットワーク設定 / 接続先設定 / センサー設定タブごとに個別に保存 するため、変更したタブそれぞれで Save & Apply を押してください。

保存せずに別のタブへ切り替えると、入力内容が反映されないことがあります。タブを移動する前に、そのタブで保存してください。

Gateway がオフラインのとき

Gateway がオフラインだと、Save & Apply を押しても応答がなく、「ゲートウェイから応答がありません」(5 秒以内に応答なし)と表示されます。この場合、その変更は クラウドと Gateway の設定不一致として記録され、あとから 不一致バナーの再適用 / 取消 で対応できます。

ダイアログでは、次の操作を選べます。

  • 自動再送を予約 … Gateway が 次にオンラインになったタイミングで、設定が自動的に反映されます。オフラインのまま設定を進めたいときに使用します。
  • このページに留まる … 画面をそのままにして、続けて他のタブの作業を行えます。
  • ゲートウェイ一覧へAll Gateways の一覧に戻ります。

予約すると、Gateway Configuration の上部に「オンライン復帰時に自動反映するよう予約しています」と表示されます。取りやめる場合は、その右側の 予約をキャンセル を押します。

自動再送では「保存済みの全設定」がまとめて送信されます

自動再送を予約 で再送されるのは、そのとき操作していたタブの設定だけではありません。オンライン復帰時に、保存済みのすべての設定がまとめて Gateway へ反映されます。意図しない項目が反映されないよう、予約する前に各タブの内容を確認してください。

入力に迷う場合

  • 値の判断に迷う場合は、ステップ 4 のテンプレートを読み込むことで、基準となる値を速やかに入力できます。
  • 各項目の意味・選択肢・入力例は 設定項目リファレンス を参照してください。
  • 保存後、送信先が意図どおりかは、All Gateways のリモート操作 送信先リクエスト / 設定リクエスト で現在値を取得して確認できます。

6. 死活監視を設定する

死活監視(Heart Beat)は、Gateway が正常に接続されているかを定期的に確認する機能です。設定しておくことで、Gateway がオフラインになった際にメールで通知を受け取れます。障害の早期発見に有効なため、運用開始前の設定を推奨します。

死活監視は、次の 2 か所が関係します。

  • 通知先メールアドレスHeart Beat Settings 画面で管理します(誰に通知するか)。
  • Gateway ごとの送信間隔Gateway Configuration の死活監視設定で行います(どのように監視するか)。死活監視そのものは常に有効で、無効にはできません。
  1. 上部メニューの Heart Beat Settings を開きます。
  2. メールアドレス追加 を押し、メールアドレス(必須)と 説明(任意) を入力して 追加 します。
  3. 一覧の 状態 列で 有効 / 無効 を切り替えられます。通知を受け取る担当者を 有効 に設定します。
  1. 同じ Heart Beat Settings 画面の Gateway ごとの死活監視設定 一覧を確認します。
  2. Gateway ごとに 死活監視 の状態、送信間隔最終状態 が表示されます。
  3. 個別に見直す場合は、行末の 設定を開く から Gateway Configuration へ移動します。

通知が届かない場合の確認事項

通知メールが届かない場合は、次の両方をご確認ください。

  • Heart Beat Settings で、対象のメールアドレスが 有効 になっているか
  • Gateway Configuration の死活監視設定で、監視 の行に Gateway本体: 無効(不一致)の表示が出ていないか(出ている場合は、そのタブで Save & Apply を押して本体へ反映します)

7. 接続状態を確認する

最後に、設定した内容が正しく機能しているかを Monitoring 画面で確認します。Gateway がオンラインになり、ログを受信できていれば、初期セットアップは完了です。

操作手順

  1. 上部メニューの Monitoring を開きます。
  2. Heart Beat タブで、対象 Gateway が オンライン か、最終受信 の時刻が更新されているかを確認します。グループ状態タイプ で絞り込むと、対象を特定しやすくなります。
  3. IoT Msg Log タブで、Gateway からのメッセージ(ログ)が想定どおり受信できているかを確認します。

想定どおりに動作しない場合

  • オフラインのまま変わらない場合 … Wi-Fi 接続の Gateway は端末側の準備(SSID/パスワード設定)が完了しているかをまず確認します。あわせて、ステップ 5 の ネットワーク設定 / 接続先設定 を見直します。All Gateways のリモート操作 ログリクエスト / 設定リクエスト を実行すると、現在の状態を取得して原因を切り分けられます。
  • ログが確認できない場合IoT Msg Log の日付や検索条件が限定的すぎないかを確認し、Topic や MACアドレスを広めの条件で検索してください。

運用で活用できる機能

  • Heart Beat タブでは、月間の稼働時間や 月次利用一覧(PDF 出力対応) を確認できます。
  • Operation History タブでは、いつ・誰が・どの操作を行ったかを後から確認できます。

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